食事制限

内臓の病気には食事制限が必要とされるものがいくつかありますが、腎臓病もその1つです。腎臓は老廃物を排出したり血圧やホルモンバランスを保ったりといった重要な働きをしていますが、腎臓病になるとこれらの機能が低下し、体内に毒素がたまったり、高血圧や貧血を引き起こしたりします。適切な治療を施せば進行は食い止められますが、慢性化すると一生付き合っていかなければならない病気となります。 腎臓病の治療には薬物療法、血液浄化療法、人工透析などがありますが、これらと並行して選択されるのが食事療法です。食事の療法のやり方は病気の種類や程度によって異なりますが、最近では症状に応じて調理された腎臓病食を宅配するサービスがあり、家事負担の少ない食事療法ができるようになっています。

腎臓病食において基本となるのは、タンパク質の制限です。タンパク質は他の栄養素に比べて消化の際に多くの老廃物を出すので、摂取のし過ぎぎは腎臓に負担をかけることになります。 また、塩分の摂り過ぎも禁じられます。腎臓病は高血圧を招くことが多いので、血圧の上昇につながる塩分は控える必要があります。 その他、症状によってはカリウム・リン・水分の制限が必要となる場合もあります。 現在主流となっている宅配サービスは、これらの点に配慮して減塩タイプ・タンパク調整タイプ・カリウム調整タイプなど数種類の腎臓病食を提供しています。費用も1回分の宅配につきおかずのみで500〜600円程度、ごはんつきで700〜800円程度とリーズナブルです。自炊が困難な世帯や一人暮らしの患者さんにとっては非常に便利なのが腎臓病食の宅配サービスです。